WiMAXを自宅で固定回線として使用するメリット・デメリット

 

皆さんは、WiMAXをご存じですか?最近はテレビやラジオでもよく宣伝しているので、耳にしたことがある人も多いと思います。WiMAXとは、正式名称を「Worldwide Interoperability for Microwave Access」という世界規格の無線技術であり、日本では2009年からUQコミュニケーションズがUQ WiMAXというサービスの提供を開始しています。2013年にはWiMAX2+という上位互換のサービスも開始され、世間に広まっています。

近年では、固定回線をWiMAXにしている人も増えてきました。固定回線と言えば光回線のイメージを持っている人も多いとは思いますが、では固定回線としてWiMAXを使うメリットは何なのでしょうか。

 

固定回線の選択肢

 

あなたが自宅の固定回線を選ぶとき、その選択肢は大きく分けて4つあります。

(1)光回線、(2)ADSL回線、(3)ケーブル回線、(4)モバイル回線の4つです。インターネットを頻繁に利用する人は、(1)光回線か(4)モバイル回線が選択肢になると思います。

今回説明するWiMAXは(4)モバイル回線にあたります。

 

モバイル回線

 

では、モバイル回線とはどのようなものなのでしょうか。モバイル回線とは、名前の通り「持ち運びのできる(モバイル)」回線です。代表的なものでは、今回説明するWiMAXの他にはポケットWi-Fiがあります。モバイル回線は、小型のルーターが基地局からの電波を受信しスマホやノートパソコンに繋げるWAN接続とLAN接続を併用した仕組みになっています。モバイルルーターからの電波が届く範囲にある端末なら複数台同時にインターネット接続が可能になります。ちなみにWiMAXは独自のWiMAX回線を、ポケットWi-Fiは4GLTEといった携帯電波の通信網を利用したものとなっています。

また、WiMAXにはモバイルルータータイプのものだけではなく、据え置き式のものも存在します。他の固定回線と同様、主に自宅やオフィスのみで使用する用途のものですが、小型のものに対して高速通信が可能、同時接続台数が多いといった特徴があります。

 

WiMAXのメリット

 

(1)初期工事不要で即日利用可能

WiMAXのメリットとしてまず挙げられるのは、他の固定回線と違い即日の利用が可能という点です。光回線などは初めて契約する際、初期工事が必要で契約してからも数週間は利用出来なかったり、工事費用が余計に掛かったりしてしまいます。一方でWiMAXは契約した段階でルーターをレンタルすれば、あとは据え置き式ならコンセントに挿すだけ、モバイル式ならSSIDとパスワードを入力するだけで特別な工事も設定も必要ありません。

 

(2)高速通信が可能

UQ コミュニケーションズは2013年にWiMAX2+という通信速度が大幅に向上したサービスの提供を開始しました。その通信速度は理論値ですが下り最大1.2Gbpsを謳っており、その速さは光回線の1Gbpsを上回っています。周辺環境により左右されるので実測でこの数値が出ることはほとんどありませんが、日常のネットサーフィンはもちろん、動画の視聴やオンラインゲームといった通信速度が必要な場面でもストレスなく楽しむことができます。

 

(3)料金が安い

他の固定回線に比べ、WiMAXは月々の料金が安いというメリットもあります。例えば、@niftyWiMAX 2+ Flat 3年ギガ放題のプランなら、利用登録月は0円、翌月からの2ヵ月は3670円、それ以降は4350円という料金プランでインターネットが使い放題になります。さらに、月7Gという通信制限はつきますが、通常の@niftyWiMAX 2+ Flat 3年プランなら4ヵ月目以降も3670円という料金で利用できます。

 

(4)データ通信量の節約

スマホで動画を見たり大きなデータをダウンロードする時、WiMAXに接続していればデータ通信量を気にする必要がありません。WiMAX側に通信制限がある場合もありますが、常にスマホと接続したままにしておくのではなく、大きいデータをやり取りする時だけ接続するようにすれば無理なくデータ通信量を節約できます。

 

(5)配線がかさばらない

WiMAXは無線による通信なので、ケーブルがかさばることがありません。ルーターからの電波が届く範囲ならどこにいてもスマホやパソコンに接続可能です。据え置き式のルーターもそこまで大きくはないので、置き場所に困ることもほとんどありません。

 

WiMAXのデメリット

 

(1)電波が不安定

WiMAXは現在急速に利用エリアを拡大してきていますが、エリアによっては電波が届かない場所もあります。また、4GLTEや光回線などに比べ障害物に弱く、特に山間部や地下では電波が届かない場合があります。契約する際は、利用地域でWiMAX回線が利用可能か事前に確認しておきましょう。

 

(2)違約金が高額

もしWiMAXを解約する場合、契約更新月以外のタイミングで手続きを行うと高額な違約金が発生してしまいます。解約を検討する際は、更新月をしっかり確認しておきましょう。

 

(3)モバイル式は充電が必要

モバイルルーターは充電式なので、電池が切れてしまうと当然使えなくなってしまいます。外出する際には電池残量を気にしておく必要があります。

 

まとめ

 

WiMAXを固定回線として持つ際のメリット、デメリットについて紹介しました。利用地域によってはその通信の安定性に不安はありますが、光回線にも劣らない通信速度や月額料金の安さ、モバイル式なら外出先でも利用可能などメリットも多くあります。自宅・外出先でインターネットを頻繁に利用したい人、月々のインターネット料金を少なく済ませたい人にはお勧めの回線です。