WiMAXのセキュリティ対策と安全性について

 

WiMAXといえば、自宅でも外出先でもインターネットに高速通信できる無線通信機器ですね。工事も必要なく即日利用可能、データ通信も節約できる等、沢山のメリットがありますが、ではセキュリティは安全なのでしょうか。無線通信だとセキュリティ面が不安、という人も中にはいるかと思います。そこで今回は、WiMAXのセキュリティについて詳しく紹介したいと思います。

 

無線LAN通信のセキュリティ

 

WiMAXは基地局からルーターまでの通信をWAN(Wide Area Network)通信、ルーターからスマホやパソコンといった端末までの通信をLAN(Local Area Network)通信により行っていますが、今回私たちが考えるのは主にLAN通信のセキュリティです。ではこの無線LANにはどのようなセキュリティ上の不安があるかというと、(1)通信内容が盗み見られる、(2)他人に勝手に利用されてしまう、(3)他人から無断で端末にアクセスされてしまう等が挙げられます。これらの被害が出ると、個人情報の漏洩から、最悪なケースでは金銭的な被害まででてしまう可能性があります。

 

WiMAXのセキュリティ対策

 

皆さんが普段使っているクレジットカードは、個人情報やカード情報などの重要な情報を送信する時、情報を暗号化して送信します。この暗号化をすることで情報が筒抜けになるのを防いでいます。個人情報が漏洩する場合、この暗号化の方法が解読されてしまうか、個人で設定している暗号化キーが知られてしまっていることが主な原因となります。特に個人で設定する暗号化キーは、いわゆるパスワードですが、初期設定のままであったり、誕生日のような簡単なものだと解読されてしまう危険性があります。

もちろんWiMAXでも暗号化によるセキュリティ対策はしていますが、では一体どのような方式なのでしょうか。WiMAXにはそれぞれの機器にSSIDという識別番号が割り振られています。WiMAXでWi-Fi接続する際は、接続する機器側から対象のWiMAX機器のSSIDを選択し、さらに個別で設定されている暗号化キー(パスワード)を入力する必要があります。これにより第三者による無断利用のリスクを減らしています。自分で利用する際は、一度繋げてしまえば次回からは自動で接続されますので手間がかかることはありません。

WiMAXで現在採用している暗号化方式は、AES(Advanced Encryption Standard)というものです。Advancedと書かれているように、かつて世界基準で使われていたものよりも高度な暗号方式となっています。既存する暗号化技術の中でもセキュリティが高い方法という認識で大丈夫です。詳しい内容は割愛しますので、AESについて興味のある人は調べてみてください。また、高いセキュリティ性を誇るAESに加え、利用者側がパスワードをこまめに変更すれば、さらに安全性は高まります。AESで設定できるパスワードは8桁から64桁なので、できるだけ桁数の多いパスワードに設定すると安全性が高まります。

 

プロバイダが提供するセキュリティサービス

 

各プロバイダが提供している有料セキュリティサービスを使えば、さらに安全にWiMAXを利用できます。

 

(1)「常時安全セキュリティ24」

@nifty WiMAXが提供する「常時安全セキュリティ24」は@niftyオリジナルのセキュリティソフトです。月額500円で、ウィルス、スパイウェア、フィッシングなどへの対策ができ、1IDで最大3台の機器に自由な組み合わせでインストール可能です。更新手続きも必要なく、常に最新版で利用可能です。

 

(2)「マカフィーセキュリティスイート」

UQ WiMAXが提供するセキュリティソフトの一つです。ネットガード機能により接続先の安全性をチェックし、その他の一般的なセキュリティソフトの機能も搭載しています。月額500円で、最大3台の機器にインストール可能です。

 

(3)「カスペルスキーマルチプラットフォームセキュリティ」

同じくUQ WiMAXが提供するセキュリティソフトです。ウイルス対策、危険なウェブサイトへのアクセス防止、ネット決済時の保護など、パソコンやモバイル端末を安全に使うためのセキュリティを提供しています。

 

この他にも各プロバイダにより様々なセキュリティ対策ソフトのオプションがあります。有料とはいえ基本的に最初の数か月は無料だったり、ほとんどが月額500円程度なので経済的負担にもなりにくいです。

 

まとめ

 

WiMAXは個別のSSIDから暗号化方式、個人で設定するパスワードなどにより高いセキュリティを誇っています。また、さらにセキュリティを高める方法として各プロバイダが提供するセキュリティソフトの導入するのもおすすめです。実際に個人情報の漏洩が起きている事例もあるので、積極的にセキュリティを強固にしていきましょう。

 

フリーWi-Fiの危険性とセキュリティ対策の必要性

 

いまやWi-Fiは、若い世代を中心に、私たちの生活になくてはならないものとなっています。パソコンやプリンターにケーブルを接続することなく、スマホならデータ通信量を気にすることなく、電波の届く範囲ならどこでもネット接続が出来てしまいます。

最近では、海外からの旅行者の急増に伴い、フリーWi-Fiスポットも拡大してきています。カフェやコンビニの他にも、図書館、駅といった公共施設から、ホテルや旅館のような宿泊施設まで、今やいたるところにフリーWi-Fiが設置されています。

公共Wi-FiがあるからモバイルWi-Fiは必要ない、なんて言う人も少なからずいるでしょう。しかし、一見すると非常に便利な公共Wi-Fiですが、実はその裏に危険も孕んでいるのです。ここではフリーWi-Fiの危険性と、その対策について紹介します。

 

「フリーWi-Fi」とは

 

日本の都市部にはWi-Fi電波が飛び交っていますが、たいていは保護付きで、暗号化キーを入力しないと使用することができません。

しかし、カフェやコンビニといった、人が多く集まる施設に設置されているWi-Fiでは、保護がついていなかったり、その場にSSIDとパスワードが書いてあったりするWi-Fi電波があります。これを「フリーWi-Fi」や「公衆無線LAN」などと呼び、誰でも、もしくは一部の人たちが無料でWi-Fiに繋ぐことができる非常に便利なシステムです。例えば、スターバックスやドトールコーヒーのようなカフェでは、店舗にもよりますが誰でも接続可能なフリーWi-Fiが置いてあるところが多いです。

他にも、auショップなどのau店舗内には、auユーザーなら無料で使えるフリーWi-Fiが必ず置いてあります。また、有名店舗以外でも、集客目的でフリーWi-Fiを置いている店も増えてきています。特に、いまや観光大国となった日本では、2020年の東京オリンピックを見据えて、海外旅行者のフリーWi-Fiニーズに応えようとそのサービスを拡大しています。もちろん、日本人である私たちもその恩恵に預かれることは同じです。

 

「フリーWi-Fi」の危険性について

 

さて、ここまでの説明ではフリーWi-Fiとはとても便利なもので、メリットばかりのように聞こえますが、実はそのセキュリティ面に不安があります。Wi-Fi回線の特徴として、同じ回線内でならデータの共有ができるというものがあります。スマホで撮影した写真をパソコンでダウンロードしたり、家族間でデータを共有できたりする非常に便利なシステムなのですが、フリーWi-Fiの場合は、これが落とし穴になります。

誰でもWi-Fiに繋げるということは、誰でも他人のスマホやパソコンのデータを覗けてしまうということです。他にも、スマホやパソコンがコンピューターウイルスに感染したり、SNSのアカウントを乗っ取られてしまう、なんて可能性もあります。これらの危険が特に潜んでいるのが、暗号化されていないフリーWi-Fiです。公共施設やカフェ、コンビニなどのフリーWi-Fiは安全性に配慮してあるものが多いですが、提供元が不明のフリーWi-Fiには注意が必要です。発信者の分からないフリーWi-Fiは、そもそも不正アクセスを目的としたものの場合があります。もし、それが不正アクセス目的のフリーWi-Fiだった場合、例えばSNSを使ってしまうとアカウントが乗っ取られてしまったり、ログインが必要なサイトに入ればログインIDとパスワードが第三者に知られてしまいます。ネット通販なども使ってしまうと、クレジットカードの番号まで覗かれてしまう可能性があります。このように、フリーWi-Fiとは非常に便利な反面、しっかりと対策して利用しないと実害が出てしまう可能性があるのです。

 

自分でできるセキュリティ対策

 

このような被害を避ける方法としてまず、身元不明のフリーWi-Fiには接続しないようにしましょう。Wi-Fi接続は自動ではなく手動で接続するようにし、毎回発信元がどこなのか確認して、悪意ある発信者からのWi-Fiには絶対に接続しないようにしましょう。

ただし、発信元が分かっているからと言って安全というわけではありません。信頼できる発信元だとしても、不特定多数が利用するWi-Fiスポットはその利用者全員が同じパスワードを所持しているため、データが覗かれる可能性がある状況には変わりないのです。そこで注目を集めているのが「SSL」と「VPN」です。

両者とも昔から存在する技術であり、「SSL」とはデータ通信を暗号化するシステムで、「https://~」で始まるURLやURLの横にある鍵マークが目印です。対して「VPN」はネット回線上に専用回線を設けることでセキュリティ効果を上げるサービスです。

これらを用いることで、フリーWi-Fiでデータを覗かれるリスクは格段に下がります。ただしVPNは、スマホ用にVPNアプリがいくつも出ていますが、中にはユーザーデータを覗かれてしまう悪質なVPNアプリもあるので注意が必要です。

 

まとめ

 

フリーWi-Fiはセキュリティ面に不安があるのは事実ですが、しっかりと対策さえすれば非常に便利なサービスです。ここで紹介したフリーWi-Fiの危険性とその対策をしっかりと理解し、賢く安全にフリーWi-Fiを利用しましょう。