Wi-FiとLTEの違いとは?それぞれの特徴を解説

 

皆さんはWi-Fi回線とLTE回線の違いとはなにかご存じでしょうか。今や私たちの生活にはかかせないツールとなっているスマホやタブレットといったモバイルデバイスですが、案外、その回線の細かな違いを知らない人も少なくないのではないでしょうか。

両者の回線の違いを理解していると、スマホやタブレットをより賢く使うことができるようになります。今回はWi-Fi回線とLTE回線の違いをいくつか分かりやすく紹介していきますので、ぜひスマホやタブレットを活用する際の参考にしてみてください。

 

Wi-Fiとは

 

Wi-Fiとはケーブルを用いずにワイヤレスでLAN接続する通信規格のひとつです。Wi-Fi無線ルーターから発信される電波により、スマホやタブレットといったモバイルデバイスから、パソコンやプリンターなどの大きな機器まで同時にネット回線に接続し、機器間でのデータのやり取りを可能にします。

現在ではWi-Fiルーターを小型化し持ち歩けるようにしたモバイルWi-Fiルーターや、カフェやコンビニ、公共施設に多く設置されている公衆無線LANなどもあり、外出先でも手軽にWi-Fiを使ってネットに繋ぐことができます。他にも、スマホのデータ通信量を気にせずに動画を視聴出来たり、ゲームでネット対戦が出来たりもします。

 

3G・4G・LTEとは

 

3G、4G、LTEとは、docomoやauといった携帯電話の基地局から発せられる電波のことです。そもそも3G、4G、LTEとは何なのでしょうか。

3G、4GのGとは「Generation」の頭文字です。「Generation」は「世代」を意味し、3Gは第3世代、4Gは第4世代の通信回線であることを表します。もちろん1G、2G回線からの進化の系譜であり、数字が大きくなるにつれて通信方式や通信速度など、様々な性能が向上しています。

ただし電波範囲や音声通話に関しては3Gのほうが優秀で、4Gが届かない地域では自動的に3G回線に接続されます。これにより、通信速度は落ちますが、4G回線が圏外の場所でもネットに繋ぐことができます。またLTEは「Long Term Evolution」の略称であり、直訳すると「長期的進化」という意味になります。

これは、LTEが元々3G回線から4G回線へ移行する際のつなぎの回線として開発されたものであり、かつてはLTEの事を3.9Gと呼んだりもしていました。ならばLTEよりも4G回線のほうが優れているのかというとそうではなく、両者の性能にほとんど差はないので、今では世界的に4G=LTEという図式が成り立っています。

開発当初こそ両者は区別されていましたが、現在は4GLTEという呼称もあり、4GとLTEはまったく同じものとして考えて問題ありません。

さらに最近ではVoLTEという回線も登場しています。これは「Voice over LTE」の略であり、音声通話に対応したLTE回線です。今までは4G(LTE)は音声通話網も持たず、3G回線を併用することで音声通話を可能にしていましたが、VoLTEの導入により4G(LTE)回線で全てをカバーできるようになりつつあります。

そして、2020年には5G回線の運用が開始されるという話もでています。通信回線の向上はもちろん、低コスト、低遅延、信頼性の向上などが期待されています。

 

Wi-FiとLTEの大きな違い

 

Wi-Fi回線と3G、4G(LTE)回線は、どちらも無線通信の回線という点では同じではありますが、それぞれの特徴を軸に比較してみると違いが明らかになります。

(1)通信範囲

Wi-Fiは、Wi-Fiルーターから発信される電波をスマホやタブレットが受信することでネットに接続できます。この電波ですが、だいたい100m程度までなら離れていても受信できます。しかし、Wi-Fiの電波は障害物の影響を受けやすく、コンクリートの壁や水の入った水槽、電子レンジなどが近くにあると極端に減衰してしまいます。対して3Gや4G(LTE)は、携帯電話キャリアの基地局から発せられる電波であり、受信可能範囲は10kmにも及びます。基地局もあらゆる場所に設置されていますので、今では電波が届かないところのほうが珍しくもなりました。ただし、3Gは人口カバー率がほぼ100%なのに対し、4G(LTE)は現在急速に拡大中ではありますが、人口カバー率は3Gには及びません。また、3Gは障害物に強い電波であるのに対し4G(LTE)はWi-Fiと同様、障害物により減衰してしまう傾向があります。

(2)通信速度

通信速度に関しては、圧倒的にWi-Fi回線が速いです。Wi-Fiに次いで、4G(LTE)、3Gの順番になります。Wi-Fi回線は、据え置きのルーターの場合、光回線のような有線回線に接続されるので、必然的に速度も速くなります。ただしモバイルWi-Fiの場合は、4G(LTE)のような携帯電話の通信網を利用しているため、据え置きのものに比べ通信速度は落ちます。4G(LTE)回線も年々通信速度は上がってきていますが、通信環境や地域によってはその速度が十分に発揮されないこともあります。

(3)通信制限

現在4G(LTE)を主流としているキャリアでは、その通信量に制限があり、一定の通信量を超えると制限がかかり通信速度が大幅に低下してしまいます。それに対しWi-Fi回線には基本的に通信制限は存在しません。ただし、モバイルWi-Fiの場合は、制限自体は1日で解除されますが、通信制限が存在しますので注意が必要です。

 

Wi-Fi、LTEの特徴を活かして上手に活用しよう

 

通信範囲、通信速度、通信制限について、それぞれの特徴を紹介しました。これらの特徴を活かせば、例えば家ではWi-Fiを使い、Wi-Fi電波の届かない屋外では4GLTEに繋いで通信量や通信料金を節約することもできます。外出先でも頻繁にネット接続する人は、モバイルWi-Fiと4G(LTE)を併用して通信量を抑える手もあります。

このように自分の生活スタイルに合わせた活用法を見つけて、よりスマートなネットライフを送りつつ、来たる5G回線時代を楽しみに待ちましょう。

 

夜にインターネット回線の速度が遅くなる理由について

 

インターネットの回線が遅いとストレスが溜まりますよね。ページがなかなか切り替わらなかったり、数秒ごとに動画が止まってしまったり、データのダウンロードに数十分もかかったりなんてこと、皆さんも一度は経験したことがあると思います。せっかく仕事が終わって休憩しようと思っても、これでは逆にイライラしてしまいますね。

調べてみると、特に夜になると回線の遅さを感じる人が多いみたいです。では、夜にインターネットの回線が遅くなる原因と対策を見ていきましょう。

 

インターネット回線が遅くなる原因とは

 

そもそもインターネットが遅くなる理由は何なのでしょうか。その原因と対処法を紹介していきます。

(1)アクセスが集中している

回線が込み合っている、アクセスが集中している、なんて文面を目にしたことがある人も少なくないと思います。サーバーが混みあっているなんて言い方もします。どういう事かというと、大勢の人が同じ時間に同じ回線にアクセスすることで、データを供給する側のコンピュータが処理しきれなくなってしまう事です。しばらくは応答を返すこともありますが、この状態が長く続くと、サーバーがダウンして全く応答しない状態になってしまいます。対処法としては、時間をおいてからまたアクセスする他ありません。つながらないからと言って更新ボタンを押しているとサーバーがダウンしてしまう原因になります。

(2)無線ルーターの環境

無線LANを使用している場合、ルーターの環境に原因があることがしばしばあります。ルーターを置く位置が悪かったり、接触不良を起こしていたり、そもそもルーターの規格が古く、スペックが足りていない可能性もあります。このような場合には、ルーターの接続部を確認してみる、再起動してみる、障害物の少ない場所に置いてみるといった対処方法があります。ルーターから発せられる電波は、障害物を通り抜けることができますが、その回数や材質によって減退していってしまいます。特にコンクリートの壁や、水の入った水槽、花瓶が近くにあると電波が極端に弱まってしまいます。他にも、ルーターが電子レンジや無線電話機の近くにあると、電波干渉を起こして弱まってしまうので注意しましょう。ルーターの規格が古すぎる場合は、残念ながら買い替えるしかありません。

(3)パソコン、スマホ側の問題

インターネットの回線が遅いとき、使用しているパソコンやスマホに原因があることがあります。まず多いのがメモリ不足です。メモリとは、その端末が一度に処理できる容量の事で、よく作業机に例えられます。メモリが不足する原因としては、そもそもパソコン、スマホのスペックが低かったり、一度に複数のソフトウェアを起動したり、空き容量が少なかったりなどが挙げられます。メモリ不足を解消するには、不要なデータやキャッシュを消して空き容量を増やしたり、ソフトウェアの同時使用を最小限に抑えたりする方法があります。ただしこれはネット回線の問題というよりは、パソコンやスマホの動作の問題なのですが、一度試してみてもいいかもしれません。また、パソコン、スマホがウィルスに感染している場合も考えられます。ウィルスは回線を遅くするだけでなく、データを破損させたり盗み見たりする悪質なものもあるので、セキュリティソフトなどを使ってしっかり対策しましょう。

(4)プロバイダ側の障害

インターネット回線を提供しているプロバイダ側で何らかの問題が生じている場合があります。事業者側がメンテナンスを行っているか、インターネット回線に何らかの負荷がかかっていると回線は遅くなってしまいます。これは私たちができる対処方法はないので、回線が復旧するのを待ちましょう。

 

夜インターネット回線が遅くなるのはなぜ?

 

では、なぜ夜になるとインターネット回線が遅くなるのかというと、先の項目の最初に話した「アクセス集中」が原因の場合がほとんどです。

世間のほとんどの人が日中働いて、夜家に帰ってからの時間をネットサーフィンに充てていると思います。走行車両が多いほど道路が渋滞するのと同じで、利用人口が多ければ多いほどネット回線は混雑してしまいます。

この対処法としては、紹介した通り、少し時間をおいてからネットに繋ぐのが一番です。もしくは、どうしても連日回線が混雑しているようでストレスを感じてしまうなら、プロバイダを変えてみるのも一つの手ではあります。ただ、アクセス集中が原因ではない可能性もあるので、まずはここで紹介した他の対処方法を試してみてもいいでしょう。

 

まとめ

 

インターネット回線が遅くなる要因には、ネット環境、回線自体、ネット端末本体それぞれが考えられますが、夜にインターネットが遅くなる一番の原因は、大勢の人がネットサーフィンをすることによるアクセス集中によるものです。ただ、その原因を一目で見分けるのは難しいので、ここで紹介した解決方法を是非いろいろと試してみてください。

 

「モバイルWi-Fi」と「テザリング」の違いについて

 

外出先にWi-Fi環境がない場合、パソコンをWi-Fi回線に繋ぐ方法は、モバイルWi-Fiかテザリング機能の2つがあります。

どちらもパソコンをWi-Fi回線に繋ぐという機能は同じですが、そのメリット、デメリットに違いがあります。ここでは、両者の違いからそれぞれのおすすめの運用方法を紹介していきたいと思います。

 

「モバイルWi-Fi」とは

 

モバイルWi-Fiとは、持ち運びができるように小型化されたWi-Fiルーターです。モバイルWi-Fiを持ち歩けば、常にWi-Fi電波の範囲内にいることになるので、屋外でもパソコンやシマホにWi-Fi回線を接続できます。モバイルWi-Fiは大きく分けて、携帯電話キャリアが販売しているモデルと、MVNO業者(UQモバイル、ワイモバイル等)や家電量販店で販売しているSIMフリー端末とがあり、その性能も様々です。

 

「テザリング」とは

 

テザリングとは、「繋ぐ」という意味の「tether」からきており、スマホやタブレット端末が持つ機能の一つです。

テザリング機能を使うと、Wi-Fi環境がなくてもPCやゲーム機などをインターネットに接続することができます。つまり、自宅にインターネット回線を引いてなくても、外出先でWi-Fiが使えなくても、スマホが使える環境であればパソコンをインターネットに繋ぐことができるのです。

 

「モバイルWi-Fi」の仕組み

 

モバイルWi-Fiのイメージとしては、据え置きのWi-Fiルーターが持ち運びできるようになったものとして捉えてもらって構いません。据え置きのWi-Fiルーターは、親機をインターネット回線に繋ぎ、そこから電波を発信する仕組みでしたが、モバイルWi-Fiは携帯電話の通信網を利用してインターネットに接続するので、携帯電話の電波が届く範囲であればどこでもWi-Fi接続が可能になります。

 

「テザリング」の仕組み

 

テザリング機能を使用する際は、まずスマホやタブレット端末と、パソコン間での通信を確立する必要があります。これには3種類の方法があり、(1)Wi-Fi電波での接続、(2)USBケーブルでの接続、(3)Bluetoothでの接続の3つです。

(1)Wi-Fi電波での接続

これは、スマホ本体をWi-Fiのアクセスポイントにすることで、スマホをモバイルWi-Fiのように利用する方法です。パソコン側はWi-Fi電波を探して接続すればインターネットに繋ぐことができるようになります。モバイルWi-Fiと同様、広い範囲で複数端末に接続することが可能ですが、データ通信量が多くなってしまったり、スマホのバッテリー消費が激しくなってしまうので注意が必要です。

(2)USBケーブルでの接続

これはUSBケーブルを用いて、スマホとパソコン間を直接つなぐ方法です。この方法では、パソコンと接続している間はパソコン側から電力の供給があるのでバッテリーの心配をする必要はなく、通信速度も安定しますが、スマホをパソコンからケーブルが届く範囲に置いておく必要があります。

(3)Bluetoothでの接続

これはスマホやタブレットとパソコンをBluetooth機能でペアリングさせて、インターネット接続する方法です。特徴として、Wi-Fi接続よりも電力の消費は少ないですが、あまり遠くだと繋がらず、通信速度も他の2つに比べて遅いです。また、人が多い場所だと通信が混線してしまうこともあります。

 

「モバイルWi-Fi」と「テザリング」の違い

 

モバイルWi-Fiとテザリングの仕組みについて説明しましたが、ここで、その2つの違いについて説明します。

まず、それぞれの料金についてです。モバイルWi-Fiは、SIMフリー端末を用いてコストを抑える方法もありますが、基本的にはそれなりの月額料金が発生します。テザリングの場合はキャリアにもよりますが、無料かもしくは月額500円程度のプランに入れば使用できるものが多いです。

次に、データ通信についてです。モバイルWi-Fiはモデルの性能によって異なりますが、全体的に通信速度は速く、安定しています。また、通信制限もありますがそれほど気に掛ける必要はありません。それに対しテザリング機能の通信速度はスマホの通信速度に依存します。データ通信量はスマホのデータ通信量に加算されるので、テザリングの頻度や契約プランによってはすぐに通信制限に引っかかってしまいます。

また、モバイルWi-Fiは、単純に外出時にひとつ荷物が増えるというデメリットが挙げられます。モバイルWi-Fi自体はスマホよりも小型で持ち運びに不便というわけではありませんが、外出する度にいちいち持っていくのを煩わしく感じる人もいるでしょう。テザリングはスマホがあればそれで事足りるので(USB接続をする場合はケーブルも必要になりますが)、余分な荷物が増えることはありません。

 

まとめ

 

ここまで紹介した情報をまとめると、モバイルWi-Fiは外出先でインターネット回線に接続する頻度が多い人、毎月のデータ通信量が多くなりがちな人向けであり、テザリングは反対に、外出先でパソコンのインターネット利用をほとんどしない人、毎月のデータ通信量がほとんどない人向けの機能という事になります。

外出先ではほとんどネット利用をしない人がモバイルWi-Fiを持っていても宝の持ち腐れになってしまいますし、逆に頻繁に接続する人はテザリング機能だけだとすぐ通信制限に引っかかってしまい、追加でパケットを購入することになってしまいます。モバイルWi-Fiとテザリング機能は、どちらも一長一短がありますが、自分の生活スタイルにあったツールを選択するようにしましょう。

 

フリーWi-Fiの危険性とセキュリティ対策の必要性

 

いまやWi-Fiは、若い世代を中心に、私たちの生活になくてはならないものとなっています。パソコンやプリンターにケーブルを接続することなく、スマホならデータ通信量を気にすることなく、電波の届く範囲ならどこでもネット接続が出来てしまいます。

最近では、海外からの旅行者の急増に伴い、フリーWi-Fiスポットも拡大してきています。カフェやコンビニの他にも、図書館、駅といった公共施設から、ホテルや旅館のような宿泊施設まで、今やいたるところにフリーWi-Fiが設置されています。

公共Wi-FiがあるからモバイルWi-Fiは必要ない、なんて言う人も少なからずいるでしょう。しかし、一見すると非常に便利な公共Wi-Fiですが、実はその裏に危険も孕んでいるのです。ここではフリーWi-Fiの危険性と、その対策について紹介します。

 

「フリーWi-Fi」とは

 

日本の都市部にはWi-Fi電波が飛び交っていますが、たいていは保護付きで、暗号化キーを入力しないと使用することができません。

しかし、カフェやコンビニといった、人が多く集まる施設に設置されているWi-Fiでは、保護がついていなかったり、その場にSSIDとパスワードが書いてあったりするWi-Fi電波があります。これを「フリーWi-Fi」や「公衆無線LAN」などと呼び、誰でも、もしくは一部の人たちが無料でWi-Fiに繋ぐことができる非常に便利なシステムです。例えば、スターバックスやドトールコーヒーのようなカフェでは、店舗にもよりますが誰でも接続可能なフリーWi-Fiが置いてあるところが多いです。

他にも、auショップなどのau店舗内には、auユーザーなら無料で使えるフリーWi-Fiが必ず置いてあります。また、有名店舗以外でも、集客目的でフリーWi-Fiを置いている店も増えてきています。特に、いまや観光大国となった日本では、2020年の東京オリンピックを見据えて、海外旅行者のフリーWi-Fiニーズに応えようとそのサービスを拡大しています。もちろん、日本人である私たちもその恩恵に預かれることは同じです。

 

「フリーWi-Fi」の危険性について

 

さて、ここまでの説明ではフリーWi-Fiとはとても便利なもので、メリットばかりのように聞こえますが、実はそのセキュリティ面に不安があります。Wi-Fi回線の特徴として、同じ回線内でならデータの共有ができるというものがあります。スマホで撮影した写真をパソコンでダウンロードしたり、家族間でデータを共有できたりする非常に便利なシステムなのですが、フリーWi-Fiの場合は、これが落とし穴になります。

誰でもWi-Fiに繋げるということは、誰でも他人のスマホやパソコンのデータを覗けてしまうということです。他にも、スマホやパソコンがコンピューターウイルスに感染したり、SNSのアカウントを乗っ取られてしまう、なんて可能性もあります。これらの危険が特に潜んでいるのが、暗号化されていないフリーWi-Fiです。公共施設やカフェ、コンビニなどのフリーWi-Fiは安全性に配慮してあるものが多いですが、提供元が不明のフリーWi-Fiには注意が必要です。発信者の分からないフリーWi-Fiは、そもそも不正アクセスを目的としたものの場合があります。もし、それが不正アクセス目的のフリーWi-Fiだった場合、例えばSNSを使ってしまうとアカウントが乗っ取られてしまったり、ログインが必要なサイトに入ればログインIDとパスワードが第三者に知られてしまいます。ネット通販なども使ってしまうと、クレジットカードの番号まで覗かれてしまう可能性があります。このように、フリーWi-Fiとは非常に便利な反面、しっかりと対策して利用しないと実害が出てしまう可能性があるのです。

 

自分でできるセキュリティ対策

 

このような被害を避ける方法としてまず、身元不明のフリーWi-Fiには接続しないようにしましょう。Wi-Fi接続は自動ではなく手動で接続するようにし、毎回発信元がどこなのか確認して、悪意ある発信者からのWi-Fiには絶対に接続しないようにしましょう。

ただし、発信元が分かっているからと言って安全というわけではありません。信頼できる発信元だとしても、不特定多数が利用するWi-Fiスポットはその利用者全員が同じパスワードを所持しているため、データが覗かれる可能性がある状況には変わりないのです。そこで注目を集めているのが「SSL」と「VPN」です。

両者とも昔から存在する技術であり、「SSL」とはデータ通信を暗号化するシステムで、「https://~」で始まるURLやURLの横にある鍵マークが目印です。対して「VPN」はネット回線上に専用回線を設けることでセキュリティ効果を上げるサービスです。

これらを用いることで、フリーWi-Fiでデータを覗かれるリスクは格段に下がります。ただしVPNは、スマホ用にVPNアプリがいくつも出ていますが、中にはユーザーデータを覗かれてしまう悪質なVPNアプリもあるので注意が必要です。

 

まとめ

 

フリーWi-Fiはセキュリティ面に不安があるのは事実ですが、しっかりと対策さえすれば非常に便利なサービスです。ここで紹介したフリーWi-Fiの危険性とその対策をしっかりと理解し、賢く安全にフリーWi-Fiを利用しましょう。

 

「モバイルWi-Fi」とは

 

Wi-Fiは、自宅で利用する分にはケーブルなしでパソコン、スマホ、その他端末にネット接続できるとても便利な道具です。しかし、限られた範囲にしか電波が届かないという欠点もあります。そこで、屋外でもスマホやノートパソコンにWi-Fi接続できるようにするのが、モバイルWi-Fiです。

 

「モバイルWi-Fi」とは

 

モバイルWi-Fiとは、持ち運びができるように小型化されたWi-Fiルーターです。モバイルWi-Fiを持ち歩けば、常にWi-Fi電波の範囲内にいることになるので、屋外でもWi-Fi接続が可能になります。モバイルWi-Fiは大きく分けて、携帯電話キャリアが販売しているモデルと、MVNO業者(UQモバイル、ワイモバイル等)や家電量販店で販売しているSIMフリー端末の2種類があります。

 

「モバイルWi-Fi」の仕組み

 

モバイルWi-Fiのイメージとしては、据え置きのWi-Fiルーターが持ち運びできるようになったものとして捉えてもらって構いません。据え置きのWi-Fiルーターは、親機を固定回線に繋ぎ、そこから電波を発信する仕組みでしたが、モバイルWi-Fiは携帯電話の通信網を利用してインターネットに接続するので、携帯電話の電波が届く範囲であればどこでもWi-Fi接続が可能になります。

 

「モバイルWi-Fi」でできること

 

快適なネット環境が、いつでもどこでも利用可能になります。外出時の接続はもちろん、回線が引きにくい建物や地域でもインターネットに接続することが可能になります。「LTE」や「WiMAX2+」といった高速通信規格にも対応している製品も多いため、ストレスなくネットサーフィンができます。

 

「モバイルWi-Fi」のメリット

 

(1)いつでもどこでもネットが使える

モバイルWi-Fiを持ってさえいれば、携帯電話の電波が届く範囲であれば、どこでもネット接続ができます。外での接続はスマホのテザリング機能を使う方法もありますが、テザリング機能はスマホのバッテリー消耗が激しく、同時に稼働できる端末の台数も限られてしまいますが、モバイルWi-Fiならそのような心配はありません。

(2)データ通信量が節約できる

スマホでのネットサーフィンにおいて、多くの人が悩んでいるのがデータ通信量の制限です。最近では大容量プランのような、許容データ通信量が極端に多いプランもありますが、その分月額料金は高くなっています。モバイルWi-Fiにも通信制限はありますが、使い分けることによってスマホのデータ通信量の消費を抑えることができます。これを利用すれば、制限の小さいプランに変更することで月々の携帯代を抑えることも可能です。

(3)SIMフリー端末を使えば低コストで運用可能

モバイルWi-FiにはauやDoCoMoなどの携帯電話キャリアが販売しているものと、UQモバイル、ワイモバイルといったMVNO業者や家電量販店が販売しているものがあります。前者のモバイルWi-Fiは、購入したキャリアのSIMのみが使えるもの(いわゆるSIMロック)で、難しい初期設定が必要なく、通信網の速度が安定して早いといったメリットがありますが、月額使用料は少し高めとなります。それに対し、SIMフリーの端末はどのキャリアのSIMにも対応しており、格安SIMを使ってランニングコストを抑えることが可能です。ただし、その際は初期設定を自分で行う必要があるので、携帯キャリアのものかSIMフリーのものか、自分にあったモデルを選ぶといいでしょう。

(4)公衆Wi-Fiよりも安全

現在、公衆Wi-Fiはカフェや駅、宿泊施設などのあらゆる場所に設置されています。モバイルWi-Fiを持たなくても、公衆Wi-Fiがあるから問題ないという人もいるでしょう。しかし、Wi-Fiを利用する際に気を付けて頂きたいのが、そのセキュリティ面です。Wi-FiはそれぞれIDとパスワードを個別に設定することで第三者からの不正アクセスを防ぎますが、公衆Wi-Fiは、その誰でも接続可能という性質上、通信の内容を誰でも覗けてしまうという欠点があります。モバイルWi-Fiなら、IDとパスワードが設定されているので(初期設定のままだと単純なので、変更する必要はありますが)、公衆Wi-Fiに比べ安全性は上です。

 

「モバイルWi-Fi」のデメリット

 

(1)使用できないエリアがある

モバイルWi-Fiは携帯電話の通信網を利用しているため、そもそも携帯電話が圏外のエリアでは使用できなくなってしまいますので、注意が必要です。

(2)通信制限が存在する

スマホと同様、モバイルWi-Fiにもデータ通信量の制限が存在します。多いのは直近3日間で10Gというものです。3日間のデータ通信量が10Gを超えると、次の日の通信速度が大幅に下がりますが、制限自体は1日で解除されます。

(3)充電の手間がかかる

モバイルWi-Fiは充電式なので、外出する際は充電に気を付けなければなりません。充電が切れてしまえば、当然ネットに繋げることはできません。

 

「モバイルWi-Fi」を使う際に気を付けること

 

モバイルWi-Fiを利用する際、ぜひ気を付けてほしいのがセキュリティ設定です。初期設定のIDとパスワードは単純なものが多く、調べればすぐに第三者に知られてしまうことがあるからです。不正アクセスやWi-Fiのただ乗りを防ぐ為にも、購入したらすぐにIDとパスワードは変更しておきましょう。

 

モバイルWi-Fiにはデメリットも確かに存在しますが、それを補う魅力があるのもまた事実です。少し通信制限を気にしたり、充電状態に気を配るだけで、日々の生活をよりスマートにしてくれます。モバイルWi-Fiの購入を検討する際にはぜひ、自分の生活スタイルに合ったキャリア・性能のものよく吟味して選んでみてください。

 

そもそもWi-Fiとは

 

今やWi-Fiは、我々の生活において欠かせない存在となりつつあります。家にいるときは据え置きのWi-Fiルーターをつなげ、街に出てれば施設内の無料Wi-Fiが利用できる世の中になりました。

このように多くの人が日常的に利用しているWi-Fiですが、そもそもWi-Fiとは一体なんなのでしょうか。

 

「Wi-Fi」とは

 

一言で言ってしまうと、Wi-Fiとは無線LAN機器のブランドです。初期の無線LAN機器は、その規格の曖昧さや相互接続試験方式がなかったことから、異なる販売元の製品間で接続ができないといった問題がしばしばありました。そこで、当時の有力な通信機器メーカーを中心にWECA(現Wi-Fi Alliance)という業界団体が設立され、相互接続が可能かどうか等を試験するプログラムを確立しました。この試験にパスした無線LAN機器に、相互接続可能の証としてWi-Fiというブランド名が与えられ、全世界へと普及していったのです。

 

「Wi-Fi」の仕組み

 

普段私たちが何気なく利用しているWi-Fiですが、その仕組みはどうなっているのでしょうか。皆さんがWi-Fiをまだ使っていなかった頃、インターネットに接続するためにはパソコンに固定回線を、ケーブルを介して直接繋げる必要がありました。

しかし、固定回線のケーブルをWi-Fi機器に繋げることで、離れた場所にあるパソコンにケーブルを繋げずとも、ネットサーフィンを楽しむことができるようになります。さらに、Wi-Fiは電波によりネット回線を繋げているので、一定範囲にある複数の端末機器(パソコン、スマホ、プリンタ等)も同様に、同時に繋げることが可能です。このように、Wi-Fiは電波を飛ばすことによりネットと端末機器間の仲介役として働きます。

 

「Wi-Fi」でできること

 

Wi-Fiで出来ることは、大きく分けて2つあります。一つ目は、「ネット回線への接続」です。Wi-Fiルーターをひとつ置けば、その電波範囲内にあるパソコンやスマホ、ゲーム機器、テレビ等、全てにネット回線を繋ぐことができます。ゲーム機に繋げば世界中の人と対戦ができたり、追加配信コンテンツをダウンロードしてよりゲームを楽しむことができます。テレビと接続すればネットで配信されている番組・動画をテレビの大画面で視聴することができます。また、モバイルWi-Fi(持ち運び可能な小型のWi-Fiルーター)を持っていれば、屋外に出てもスマホやパソコンにネット回線を繋げることができます。

二つ目は、「データの共有」です。データ共有とは、同一のWi-Fiに接続している端末機器同士でデータのやり取りを行うことです。例えば、スマホで撮った写真をパソコンでダウンロードしたり、リビングで録画した番組を寝室のテレビで見ることができます。

 

「Wi-Fi」のメリット

 

(1) 配線・接続に気を使う必要がない

ここまでで何度も書いてきましたが、Wi-Fiはケーブルを必要としません。パソコンもスマホも家電製品もワイヤレスで全て繋がるので、置き場所に困ることがありません。また、最近のルーターは、ほぼワンタッチで端末機器に接続できる機能があるので、初心者でも簡単にWi-Fi接続できるようになっています。

(2) 通信速度の高速化

スマホ単体でネット回線に繋ぐ場合、4Gと呼ばれるモバイルキャリアが提供する回線を使用します。4G回線は電波局から広範囲に安定した電波を発信しているのに対して、Wi-Fiは発信電波の範囲を狭めることで通信の高速化を図っています。

(3) 使用ギガ数を気にしなくていい

先に記述した4G回線は広範囲に安定した電波を発信するメリットがありますが、通信容量に制限が設けられている場合があり、制限を超えると通信速度が大幅に落ちてしまいます。対してWi-Fiは通信容量に制限がないので、動画視聴やアプリをダウンロードする時はWi-Fiに接続することで使用ギガ数を抑えることができます。

(4) あらゆるWi-Fi家電と接続できる

Wi-Fi環境の普及に伴い、Wi-Fi機能を搭載した家電製品が続々と登場しています。例えば、Wi-Fi機能を搭載した電球はスマホから光量を調節することができ、Wi-Fi対応の体重計は乗るだけで体重、体脂肪率、BMI等をリアルタイムでスマホに記録してくれます。さらには、外出先からスマホで、玄関の鍵の施錠・開錠ができてしまう商品などもあります。

 

「Wi-Fi」のデメリット

 

(1) ルーターの設置場所に注意

Wi-Fiルーターの性能は、設置場所によっては十分に引き出せなくなる場合があります。ルーターが発する電波は、周りの障害物の材質や、障害物を通り抜ける回数によって弱まってしまいます。例えばコンクリートの壁や、水の入った水槽・花瓶等の近くに置くと、電波を弱める原因となるので注意が必要です。

(2) スマホの電池消費に注意

スマホなどのモバイル端末は、Wi-Fi接続を利用しているとバッテリー消費が増大してしまうことがあります。そのため、スマホを使用していないときはWi-Fi接続をオフにするなど、こまめな対応が必要になります。

(3) 不正アクセスに注意

購入したばかりのWi-Fiルーターは、初期設定のままだとIDやパスワードが単純なものになっていることが多いので、第三者に不正アクセスされてしまう可能性があります。そうなると、例えばパソコンやスマホのデータを盗まれたり、回線自体をサイバー犯罪に利用されてしまう可能性があるので、IDやパスワードといったセキュリティ関連の設定をおろそかにしないようにしましょう。また、同様の理由で公共のフリーWi-Fiにも注意が必要です。フリーWi-Fiは大変便利ですが、公開元が信頼できるかどうか、しっかり確認したうえで接続しましょう。

 

「Wi-Fi」を使う際に気を付けること

 

(1)ルーターを置く際は、できるだけ障害物の少ない場所に置きましょう。電波は同心円状に発信されるので、部屋の中心付近に置けば隅々まで電波がいきわたります。

(2)セキュリティ関連には気を付けましょう。IDとパスワードは初期設定から変えて、フリーWi-Fiを利用する時も発信元を確認するようにしましょう。