Wi-Fiの電波、2.4GHzと5GHzの違い

 

Wi-FiルーターにはそれぞれSSIDというものが付与されています。ルーターが発信する電波を個別に認識するためにつけられている、識別コードのようなものです。皆さんがお使いのWi-Fiルーターにも、底や側面にSSIDの書かれたシールが貼ってあったりすると思います。そこにはSSIDが2つ、ないしは3つ記載されているのではないでしょうか。SSIDの隣には2.4GHzや5GHzといった数字も書かれていると思います。(詳しい表をすぐ下に記載しておきますのでよければ見てみてください。)

この数字、いったい何を意味しているかご存じですか?実はこれ、Wi-Fiを使いこなす為にはぜひ知っていてもらいたい知識なのです。それでは、ここから2.4GHzや5GHzの違いと特徴を簡単に説明したいと思いますので、皆さんよければ参考にしてみてください。

現在普及しているWi-Fiルーターは「IEEE 802.11ac」と「IEEE 802.11n」です

Wi-Fi規格名最大通信速度使用周波数帯
IEEE 802.11b11Mbps2.4GHz
IEEE 802.11a  54Mbps5GHz
IEEE 802.11g54Mbps2.4GHz
IEEE 802.11n65M~600Mbps2.4GHz/5GHz
IEEE 802.11ac290Mbps~6.9Gbps5GHz

周波数帯が2種類あることが確認できるかと思います。

 

なぜSSIDが2つ以上あるのか

 

SSIDが複数あるルーターをマルチSSIDと呼びますが、そもそもなぜSSIDが複数あるのでしょうか。これは、ルーターがそれぞれのSSIDで別々の周波数帯の電波を飛ばしているのです。先に紹介した2.4GHzや5GHzがそうです。ではこの2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

  • 4GHz

2.4GHz帯は昔から普及している周波数帯であり、現在はパソコンのマウスやBlue Tooth、電子レンジ、無線電話などにも使用されています。長所として障害物、遮蔽物に強く、安定した電波の供給が可能という点が挙げられますが、通信速度は5GHz帯に劣ります。また、旧来から使用されている周波数帯なので、あらゆるWi-Fi機器に接続ができますが、Blue Toothなどにも利用されているため、周囲に人が大勢いる時は電波の奪い合いになり通信速度が落ちてしまいます。

  • 5GHz

5GHz帯の長所は2.4GHzに比べて高速通信が可能ということです。しかし、2.4GHz帯と比べ遮蔽物に弱いという短所があります。また、新しく出た周波数帯なので、古い型式のWi-Fi機器には接続できない可能性があります。

 

2.4GHzと5GHzの特徴を理解すれば、ルーターと同じ部屋にいる時は5GHzに接続し、離れた部屋にいる時は2.4GHzに接続するなどして、使い分けることもできます。

ちなみに、この2.4GHzと5GHzはひとつのルーターで同時に利用可能です。例えば、パソコンの方で5GHzに接続し、同時にスマホでは2.4GHzに接続するということができます。1つの端末で2つの周波数帯に同時接続というのはもちろんできません。高速通信で障害物に強く安定した周波数帯があればいいのですが、今のところは残念ながらありません。

 

電波干渉の対策法

 

電波干渉といえば、特に2.4GHz帯の問題点として挙げられるのですが、今回はその原因と対処法を詳しく書くために別項目として記載しました。

まず、電波干渉の原因ですが、これは多くの機器が2.4GHz帯の周波数を利用しているからです。例えば、Wi-Fiルーターを置くときは電子レンジの近くは避けたほうがいいというのは聞いたことないでしょうか。これは、電子レンジが発する電磁波の周波数が2.4GHz帯で、電子レンジから漏れ出す電磁波がWi-Fiの電波と比べ強力な為にルーターと接続端末間の通信を妨害してしまうからです。(逆に、Wi-Fiの電波は電子レンジの電磁波と比べ非常に小さいので、電子レンジに影響を与えることはありません。)これの対処法は簡単で、ルーターを電磁レンジからできるだけ離して置けば大丈夫です。

次に、アパートやマンションに住んでいて、近隣の部屋のWi-Fi電波と干渉してしまう場合です。この場合は、距離に関してはどうしようもありませんが、周波数のチャンネルを変更するという方法があります。2.4GHz帯と5GHz帯にはそれぞれ13(14)チャンネルと19チャンネルが存在し、他の機器が発する電波のチャンネルが近いと電波干渉が起きてしまいます。本来Wi-Fiのような無線通信機は、他の無線機器が使用していないチャンネルを自動的に検索して割り当てますが、周囲に無線機器が多い場合その割り当てが上手くいかずに電波干渉が起こってしまう事があります。その場合は手動でチャンネルを変更しますが、チャンネルが近いままだと同じく電波干渉が起きてしまいます。2.4GHz帯の場合、1~5チャンネル、6~10チャンネル、10~13(14)チャンネルの3つの区間に分けることができ、同区間内ではチャンネル数が同じでも電波干渉が起きてしまいます。つまり、実質選べるチャンネルは3つなので、電波干渉が起きやすいのです。一方で5GHz帯は19チャンネル全てが別区間として扱われるので、電波干渉を回避しやすいです。

 

まとめ

 

Wi-Fiの電波には2.4GHz帯と5GHz帯の周波数があります。2.4GHz帯は、通信速度が遅く、電波干渉も起こりやすいですが、遮蔽物に強く安定した電波を供給でき、多くのWi-Fi機器に接続が出来る利点があります。一方、5GHz帯は通信速度が速い特徴がありますが、2.4GHzに比べ遮蔽物に弱く、古いWi-Fi機器には接続できない可能性もあります。ただし、電波干渉についてはチャンネルを変えるなどの対処方法もあるので、もしWi-Fiの通信速度が落ちている場合は試してみてください。

 

Wi-Fiの速度を上げる方法、Wi-Fiの速度が遅い場合の対処法

 

今やWi-Fiは、我々の生活において欠かせない存在となりつつあります。家にいるときは据え置きのWi-Fiルーターを繋ぎ、街に出てれば施設内の公衆無線LANが利用できる世の中になりました。Wi-Fiは確実に、私たちのインターネットライフをより良いものにしてくれています。

しかし、あなたはWi-Fiの通信速度が遅いと感じたことはありませんか?Wi-Fiの通信速度が遅くなっているのには原因があり、その大半は対処可能なものだったりします。ここでは、Wi-Fiの通信速度の低下の原因とその対処法をいくつか紹介います。遅くなったことは無いという方も、後学の為にとでも記事を読んで参考にしていただけたら幸いです。

 

Wi-Fiが遅くなる原因と対処法について

 

Wi-Fiが遅くなる原因を紹介する前に、事前知識としてまずWi-Fiの仕組みについて説明します。
Wi-Fiには親機と子機の関係があります。Wi-Fiルーターが親機、みなさんが使っているスマホやパソコンが子機に当たります。Wi-Fiは親機であるルーターに固定回線を繋いで、そこから電波を飛ばすことで、電波範囲内にある複数の子機に同時にネット接続することができます。これにより皆さんは別々の部屋でWi-Fi回線に繋げたり、子機同士でデータを共有することができるのです。ではここから、Wi-Fiが遅くなる原因と対処法を紹介していきます。

 

・ルーターの置き場所

まず見てほしいのが、Wi-Fiルーターの置き場所です。Wi-Fiルーターの周りに物を多く置いていませんか?Wi-Fiの電波は障害物を通り抜けることはできますが、その材質や通り抜ける回数で極端に減衰してしまう事があります。また、Wi-Fiルーターの近くに電子レンジや無線電話機、水の入った水槽、花瓶はありませんか?これらもWi-Fiルーターから発信される電波を弱めてしまう原因になります。電子レンジから発せられる電磁波は非常に強力なもので、電子レンジから漏れ出た電磁波でも、Wi-Fiルーターにはノイズになってしまいます。(逆に、Wi-Fiの電波は電子レンジの電磁波と比べ非常に小さいので、電子レンジに影響を与えることはありません。)また、水や金属、コンクリートも電波を吸収しやすい物質なので、Wi-Fiルーターの周りには極力置かないようにしましょう。同じ理由で、Wi-Fiルーターを家の隅に置いていたりすると、その反対側では(通過する障害物の多さが原因で)通信速度が遅くなってしまう事があります。電波はルーターから同心円状に発信されるで、できるだけ家の中央付近に置くことで、電波を隅々まで均一に行き渡らせることができます。

 

・Wi-Fiルーター同士の干渉

マンションやアパートに住んでいる場合、近隣の部屋で利用しているWi-Fiの電波に干渉し、通信速度が低下してしまう事があります。このような場合は、電波の周波数帯のチャンネルを変えてみると改善されることがあります。Wi-Fiには2.4GHz帯と5GHz帯があり、それぞれ13チャンネルと19チャンネルが存在します。周波数帯にも特徴があり、2.4GHz帯は5GHz帯に比べ障害物に強いが通信速度が遅い、逆に5GHz帯は障害物に弱く通信速度が速いという特徴があります。なので、親機と同じ部屋にいる時は5GHz帯、別の部屋にいる時は2.4GHz帯というような使い分けもできます。話をチャンネルに戻します。本来Wi-Fiのような無線通信機は、他の無線機器が使用していないチャンネルを自動的に検索して割り当てますが、周囲に無線機器が多い場合その割り当てが上手くいかずに電波干渉が起こってしまう事があります。その場合は手動でチャンネルを変更しますが、チャンネルが近いままだと同じく電波干渉が起きてしまうので、周りの無線機と4チャンネル以上は離れるように設定しましょう。


・接続機器の数

Wi-Fi接続の特徴として、複数の機器への同時接続があります。同じ回線を利用することで、端末同士でのデータ通信が可能になります。しかし、同時接続している端末が多すぎると速度低下の要因になります。モバイルWi-Fiなら5~10台程度、据え置きのルーターなら10台以上の同時接続が可能ですが、あまり多く接続すると回線が混雑してしまいます。カフェや公共施設などの公衆無線LANでも、接続が多く通信速度が低下することがあります。使っていない機器はWi-Fi接続を切っておくといいかもしれません。

他にも、通信速度の低下にはプロバイダ側の問題やルーター自体の接触不良、単純にルーターの規格が古い等が考えられます。プロバイダ側の問題はこちらではどうしようもありませんが、ルーターの接触不良の場合はケーブルを繋ぎなおしてみたり、再起動させてみたりすると改善されることがありますので、試してみましょう。

 

通信速度でなく動作が重たい場合

 

通信速度が遅いとき、使用しているパソコンやスマホに原因があることがあります。多いのがメモリ不足です。メモリとは、その端末が一度に処理できる容量の事で、よく作業机に例えられます。

メモリが不足する原因としては、そもそもパソコン、スマホのスペックが低かったり、一度に複数のソフトウェアを起動したり、空き容量が少なかったりなどが挙げられます。メモリ不足を解消するには、不要なデータやキャッシュを消して空き容量を増やしたり、ソフトウェアの同時使用を最小限に抑えたりする方法があります。

また、パソコン、スマホがウィルスに感染している場合も考えられます。ウィルスは回線を遅くするだけでなく、データを破損させたり盗み見たりする悪質なものもあるので、セキュリティソフトなどを使ってしっかり対策しましょう。

 

Wi-FiとLTEの違いとは?それぞれの特徴を解説

 

皆さんはWi-Fi回線とLTE回線の違いとはなにかご存じでしょうか。今や私たちの生活にはかかせないツールとなっているスマホやタブレットといったモバイルデバイスですが、案外、その回線の細かな違いを知らない人も少なくないのではないでしょうか。

両者の回線の違いを理解していると、スマホやタブレットをより賢く使うことができるようになります。今回はWi-Fi回線とLTE回線の違いをいくつか分かりやすく紹介していきますので、ぜひスマホやタブレットを活用する際の参考にしてみてください。

 

Wi-Fiとは

 

Wi-Fiとはケーブルを用いずにワイヤレスでLAN接続する通信規格のひとつです。Wi-Fi無線ルーターから発信される電波により、スマホやタブレットといったモバイルデバイスから、パソコンやプリンターなどの大きな機器まで同時にネット回線に接続し、機器間でのデータのやり取りを可能にします。

現在ではWi-Fiルーターを小型化し持ち歩けるようにしたモバイルWi-Fiルーターや、カフェやコンビニ、公共施設に多く設置されている公衆無線LANなどもあり、外出先でも手軽にWi-Fiを使ってネットに繋ぐことができます。他にも、スマホのデータ通信量を気にせずに動画を視聴出来たり、ゲームでネット対戦が出来たりもします。

 

3G・4G・LTEとは

 

3G、4G、LTEとは、docomoやauといった携帯電話の基地局から発せられる電波のことです。そもそも3G、4G、LTEとは何なのでしょうか。

3G、4GのGとは「Generation」の頭文字です。「Generation」は「世代」を意味し、3Gは第3世代、4Gは第4世代の通信回線であることを表します。もちろん1G、2G回線からの進化の系譜であり、数字が大きくなるにつれて通信方式や通信速度など、様々な性能が向上しています。

ただし電波範囲や音声通話に関しては3Gのほうが優秀で、4Gが届かない地域では自動的に3G回線に接続されます。これにより、通信速度は落ちますが、4G回線が圏外の場所でもネットに繋ぐことができます。またLTEは「Long Term Evolution」の略称であり、直訳すると「長期的進化」という意味になります。

これは、LTEが元々3G回線から4G回線へ移行する際のつなぎの回線として開発されたものであり、かつてはLTEの事を3.9Gと呼んだりもしていました。ならばLTEよりも4G回線のほうが優れているのかというとそうではなく、両者の性能にほとんど差はないので、今では世界的に4G=LTEという図式が成り立っています。

開発当初こそ両者は区別されていましたが、現在は4GLTEという呼称もあり、4GとLTEはまったく同じものとして考えて問題ありません。

さらに最近ではVoLTEという回線も登場しています。これは「Voice over LTE」の略であり、音声通話に対応したLTE回線です。今までは4G(LTE)は音声通話網も持たず、3G回線を併用することで音声通話を可能にしていましたが、VoLTEの導入により4G(LTE)回線で全てをカバーできるようになりつつあります。

そして、2020年には5G回線の運用が開始されるという話もでています。通信回線の向上はもちろん、低コスト、低遅延、信頼性の向上などが期待されています。

 

Wi-FiとLTEの大きな違い

 

Wi-Fi回線と3G、4G(LTE)回線は、どちらも無線通信の回線という点では同じではありますが、それぞれの特徴を軸に比較してみると違いが明らかになります。

(1)通信範囲

Wi-Fiは、Wi-Fiルーターから発信される電波をスマホやタブレットが受信することでネットに接続できます。この電波ですが、だいたい100m程度までなら離れていても受信できます。しかし、Wi-Fiの電波は障害物の影響を受けやすく、コンクリートの壁や水の入った水槽、電子レンジなどが近くにあると極端に減衰してしまいます。対して3Gや4G(LTE)は、携帯電話キャリアの基地局から発せられる電波であり、受信可能範囲は10kmにも及びます。基地局もあらゆる場所に設置されていますので、今では電波が届かないところのほうが珍しくもなりました。ただし、3Gは人口カバー率がほぼ100%なのに対し、4G(LTE)は現在急速に拡大中ではありますが、人口カバー率は3Gには及びません。また、3Gは障害物に強い電波であるのに対し4G(LTE)はWi-Fiと同様、障害物により減衰してしまう傾向があります。

(2)通信速度

通信速度に関しては、圧倒的にWi-Fi回線が速いです。Wi-Fiに次いで、4G(LTE)、3Gの順番になります。Wi-Fi回線は、据え置きのルーターの場合、光回線のような有線回線に接続されるので、必然的に速度も速くなります。ただしモバイルWi-Fiの場合は、4G(LTE)のような携帯電話の通信網を利用しているため、据え置きのものに比べ通信速度は落ちます。4G(LTE)回線も年々通信速度は上がってきていますが、通信環境や地域によってはその速度が十分に発揮されないこともあります。

(3)通信制限

現在4G(LTE)を主流としているキャリアでは、その通信量に制限があり、一定の通信量を超えると制限がかかり通信速度が大幅に低下してしまいます。それに対しWi-Fi回線には基本的に通信制限は存在しません。ただし、モバイルWi-Fiの場合は、制限自体は1日で解除されますが、通信制限が存在しますので注意が必要です。

 

Wi-Fi、LTEの特徴を活かして上手に活用しよう

 

通信範囲、通信速度、通信制限について、それぞれの特徴を紹介しました。これらの特徴を活かせば、例えば家ではWi-Fiを使い、Wi-Fi電波の届かない屋外では4GLTEに繋いで通信量や通信料金を節約することもできます。外出先でも頻繁にネット接続する人は、モバイルWi-Fiと4G(LTE)を併用して通信量を抑える手もあります。

このように自分の生活スタイルに合わせた活用法を見つけて、よりスマートなネットライフを送りつつ、来たる5G回線時代を楽しみに待ちましょう。

 

夜にインターネット回線の速度が遅くなる理由について

 

インターネットの回線が遅いとストレスが溜まりますよね。ページがなかなか切り替わらなかったり、数秒ごとに動画が止まってしまったり、データのダウンロードに数十分もかかったりなんてこと、皆さんも一度は経験したことがあると思います。せっかく仕事が終わって休憩しようと思っても、これでは逆にイライラしてしまいますね。

調べてみると、特に夜になると回線の遅さを感じる人が多いみたいです。では、夜にインターネットの回線が遅くなる原因と対策を見ていきましょう。

 

インターネット回線が遅くなる原因とは

 

そもそもインターネットが遅くなる理由は何なのでしょうか。その原因と対処法を紹介していきます。

(1)アクセスが集中している

回線が込み合っている、アクセスが集中している、なんて文面を目にしたことがある人も少なくないと思います。サーバーが混みあっているなんて言い方もします。どういう事かというと、大勢の人が同じ時間に同じ回線にアクセスすることで、データを供給する側のコンピュータが処理しきれなくなってしまう事です。しばらくは応答を返すこともありますが、この状態が長く続くと、サーバーがダウンして全く応答しない状態になってしまいます。対処法としては、時間をおいてからまたアクセスする他ありません。つながらないからと言って更新ボタンを押しているとサーバーがダウンしてしまう原因になります。

(2)無線ルーターの環境

無線LANを使用している場合、ルーターの環境に原因があることがしばしばあります。ルーターを置く位置が悪かったり、接触不良を起こしていたり、そもそもルーターの規格が古く、スペックが足りていない可能性もあります。このような場合には、ルーターの接続部を確認してみる、再起動してみる、障害物の少ない場所に置いてみるといった対処方法があります。ルーターから発せられる電波は、障害物を通り抜けることができますが、その回数や材質によって減退していってしまいます。特にコンクリートの壁や、水の入った水槽、花瓶が近くにあると電波が極端に弱まってしまいます。他にも、ルーターが電子レンジや無線電話機の近くにあると、電波干渉を起こして弱まってしまうので注意しましょう。ルーターの規格が古すぎる場合は、残念ながら買い替えるしかありません。

(3)パソコン、スマホ側の問題

インターネットの回線が遅いとき、使用しているパソコンやスマホに原因があることがあります。まず多いのがメモリ不足です。メモリとは、その端末が一度に処理できる容量の事で、よく作業机に例えられます。メモリが不足する原因としては、そもそもパソコン、スマホのスペックが低かったり、一度に複数のソフトウェアを起動したり、空き容量が少なかったりなどが挙げられます。メモリ不足を解消するには、不要なデータやキャッシュを消して空き容量を増やしたり、ソフトウェアの同時使用を最小限に抑えたりする方法があります。ただしこれはネット回線の問題というよりは、パソコンやスマホの動作の問題なのですが、一度試してみてもいいかもしれません。また、パソコン、スマホがウィルスに感染している場合も考えられます。ウィルスは回線を遅くするだけでなく、データを破損させたり盗み見たりする悪質なものもあるので、セキュリティソフトなどを使ってしっかり対策しましょう。

(4)プロバイダ側の障害

インターネット回線を提供しているプロバイダ側で何らかの問題が生じている場合があります。事業者側がメンテナンスを行っているか、インターネット回線に何らかの負荷がかかっていると回線は遅くなってしまいます。これは私たちができる対処方法はないので、回線が復旧するのを待ちましょう。

 

夜インターネット回線が遅くなるのはなぜ?

 

では、なぜ夜になるとインターネット回線が遅くなるのかというと、先の項目の最初に話した「アクセス集中」が原因の場合がほとんどです。

世間のほとんどの人が日中働いて、夜家に帰ってからの時間をネットサーフィンに充てていると思います。走行車両が多いほど道路が渋滞するのと同じで、利用人口が多ければ多いほどネット回線は混雑してしまいます。

この対処法としては、紹介した通り、少し時間をおいてからネットに繋ぐのが一番です。もしくは、どうしても連日回線が混雑しているようでストレスを感じてしまうなら、プロバイダを変えてみるのも一つの手ではあります。ただ、アクセス集中が原因ではない可能性もあるので、まずはここで紹介した他の対処方法を試してみてもいいでしょう。

 

まとめ

 

インターネット回線が遅くなる要因には、ネット環境、回線自体、ネット端末本体それぞれが考えられますが、夜にインターネットが遅くなる一番の原因は、大勢の人がネットサーフィンをすることによるアクセス集中によるものです。ただ、その原因を一目で見分けるのは難しいので、ここで紹介した解決方法を是非いろいろと試してみてください。

 

フリーWi-Fiの危険性とセキュリティ対策の必要性

 

いまやWi-Fiは、若い世代を中心に、私たちの生活になくてはならないものとなっています。パソコンやプリンターにケーブルを接続することなく、スマホならデータ通信量を気にすることなく、電波の届く範囲ならどこでもネット接続が出来てしまいます。

最近では、海外からの旅行者の急増に伴い、フリーWi-Fiスポットも拡大してきています。カフェやコンビニの他にも、図書館、駅といった公共施設から、ホテルや旅館のような宿泊施設まで、今やいたるところにフリーWi-Fiが設置されています。

公共Wi-FiがあるからモバイルWi-Fiは必要ない、なんて言う人も少なからずいるでしょう。しかし、一見すると非常に便利な公共Wi-Fiですが、実はその裏に危険も孕んでいるのです。ここではフリーWi-Fiの危険性と、その対策について紹介します。

 

「フリーWi-Fi」とは

 

日本の都市部にはWi-Fi電波が飛び交っていますが、たいていは保護付きで、暗号化キーを入力しないと使用することができません。

しかし、カフェやコンビニといった、人が多く集まる施設に設置されているWi-Fiでは、保護がついていなかったり、その場にSSIDとパスワードが書いてあったりするWi-Fi電波があります。これを「フリーWi-Fi」や「公衆無線LAN」などと呼び、誰でも、もしくは一部の人たちが無料でWi-Fiに繋ぐことができる非常に便利なシステムです。例えば、スターバックスやドトールコーヒーのようなカフェでは、店舗にもよりますが誰でも接続可能なフリーWi-Fiが置いてあるところが多いです。

他にも、auショップなどのau店舗内には、auユーザーなら無料で使えるフリーWi-Fiが必ず置いてあります。また、有名店舗以外でも、集客目的でフリーWi-Fiを置いている店も増えてきています。特に、いまや観光大国となった日本では、2020年の東京オリンピックを見据えて、海外旅行者のフリーWi-Fiニーズに応えようとそのサービスを拡大しています。もちろん、日本人である私たちもその恩恵に預かれることは同じです。

 

「フリーWi-Fi」の危険性について

 

さて、ここまでの説明ではフリーWi-Fiとはとても便利なもので、メリットばかりのように聞こえますが、実はそのセキュリティ面に不安があります。Wi-Fi回線の特徴として、同じ回線内でならデータの共有ができるというものがあります。スマホで撮影した写真をパソコンでダウンロードしたり、家族間でデータを共有できたりする非常に便利なシステムなのですが、フリーWi-Fiの場合は、これが落とし穴になります。

誰でもWi-Fiに繋げるということは、誰でも他人のスマホやパソコンのデータを覗けてしまうということです。他にも、スマホやパソコンがコンピューターウイルスに感染したり、SNSのアカウントを乗っ取られてしまう、なんて可能性もあります。これらの危険が特に潜んでいるのが、暗号化されていないフリーWi-Fiです。公共施設やカフェ、コンビニなどのフリーWi-Fiは安全性に配慮してあるものが多いですが、提供元が不明のフリーWi-Fiには注意が必要です。発信者の分からないフリーWi-Fiは、そもそも不正アクセスを目的としたものの場合があります。もし、それが不正アクセス目的のフリーWi-Fiだった場合、例えばSNSを使ってしまうとアカウントが乗っ取られてしまったり、ログインが必要なサイトに入ればログインIDとパスワードが第三者に知られてしまいます。ネット通販なども使ってしまうと、クレジットカードの番号まで覗かれてしまう可能性があります。このように、フリーWi-Fiとは非常に便利な反面、しっかりと対策して利用しないと実害が出てしまう可能性があるのです。

 

自分でできるセキュリティ対策

 

このような被害を避ける方法としてまず、身元不明のフリーWi-Fiには接続しないようにしましょう。Wi-Fi接続は自動ではなく手動で接続するようにし、毎回発信元がどこなのか確認して、悪意ある発信者からのWi-Fiには絶対に接続しないようにしましょう。

ただし、発信元が分かっているからと言って安全というわけではありません。信頼できる発信元だとしても、不特定多数が利用するWi-Fiスポットはその利用者全員が同じパスワードを所持しているため、データが覗かれる可能性がある状況には変わりないのです。そこで注目を集めているのが「SSL」と「VPN」です。

両者とも昔から存在する技術であり、「SSL」とはデータ通信を暗号化するシステムで、「https://~」で始まるURLやURLの横にある鍵マークが目印です。対して「VPN」はネット回線上に専用回線を設けることでセキュリティ効果を上げるサービスです。

これらを用いることで、フリーWi-Fiでデータを覗かれるリスクは格段に下がります。ただしVPNは、スマホ用にVPNアプリがいくつも出ていますが、中にはユーザーデータを覗かれてしまう悪質なVPNアプリもあるので注意が必要です。

 

まとめ

 

フリーWi-Fiはセキュリティ面に不安があるのは事実ですが、しっかりと対策さえすれば非常に便利なサービスです。ここで紹介したフリーWi-Fiの危険性とその対策をしっかりと理解し、賢く安全にフリーWi-Fiを利用しましょう。

 

そもそもWi-Fiとは

 

今やWi-Fiは、我々の生活において欠かせない存在となりつつあります。家にいるときは据え置きのWi-Fiルーターをつなげ、街に出てれば施設内の無料Wi-Fiが利用できる世の中になりました。

このように多くの人が日常的に利用しているWi-Fiですが、そもそもWi-Fiとは一体なんなのでしょうか。

 

「Wi-Fi」とは

 

一言で言ってしまうと、Wi-Fiとは無線LAN機器のブランドです。初期の無線LAN機器は、その規格の曖昧さや相互接続試験方式がなかったことから、異なる販売元の製品間で接続ができないといった問題がしばしばありました。そこで、当時の有力な通信機器メーカーを中心にWECA(現Wi-Fi Alliance)という業界団体が設立され、相互接続が可能かどうか等を試験するプログラムを確立しました。この試験にパスした無線LAN機器に、相互接続可能の証としてWi-Fiというブランド名が与えられ、全世界へと普及していったのです。

 

「Wi-Fi」の仕組み

 

普段私たちが何気なく利用しているWi-Fiですが、その仕組みはどうなっているのでしょうか。皆さんがWi-Fiをまだ使っていなかった頃、インターネットに接続するためにはパソコンに固定回線を、ケーブルを介して直接繋げる必要がありました。

しかし、固定回線のケーブルをWi-Fi機器に繋げることで、離れた場所にあるパソコンにケーブルを繋げずとも、ネットサーフィンを楽しむことができるようになります。さらに、Wi-Fiは電波によりネット回線を繋げているので、一定範囲にある複数の端末機器(パソコン、スマホ、プリンタ等)も同様に、同時に繋げることが可能です。このように、Wi-Fiは電波を飛ばすことによりネットと端末機器間の仲介役として働きます。

 

「Wi-Fi」でできること

 

Wi-Fiで出来ることは、大きく分けて2つあります。一つ目は、「ネット回線への接続」です。Wi-Fiルーターをひとつ置けば、その電波範囲内にあるパソコンやスマホ、ゲーム機器、テレビ等、全てにネット回線を繋ぐことができます。ゲーム機に繋げば世界中の人と対戦ができたり、追加配信コンテンツをダウンロードしてよりゲームを楽しむことができます。テレビと接続すればネットで配信されている番組・動画をテレビの大画面で視聴することができます。また、モバイルWi-Fi(持ち運び可能な小型のWi-Fiルーター)を持っていれば、屋外に出てもスマホやパソコンにネット回線を繋げることができます。

二つ目は、「データの共有」です。データ共有とは、同一のWi-Fiに接続している端末機器同士でデータのやり取りを行うことです。例えば、スマホで撮った写真をパソコンでダウンロードしたり、リビングで録画した番組を寝室のテレビで見ることができます。

 

「Wi-Fi」のメリット

 

(1) 配線・接続に気を使う必要がない

ここまでで何度も書いてきましたが、Wi-Fiはケーブルを必要としません。パソコンもスマホも家電製品もワイヤレスで全て繋がるので、置き場所に困ることがありません。また、最近のルーターは、ほぼワンタッチで端末機器に接続できる機能があるので、初心者でも簡単にWi-Fi接続できるようになっています。

(2) 通信速度の高速化

スマホ単体でネット回線に繋ぐ場合、4Gと呼ばれるモバイルキャリアが提供する回線を使用します。4G回線は電波局から広範囲に安定した電波を発信しているのに対して、Wi-Fiは発信電波の範囲を狭めることで通信の高速化を図っています。

(3) 使用ギガ数を気にしなくていい

先に記述した4G回線は広範囲に安定した電波を発信するメリットがありますが、通信容量に制限が設けられている場合があり、制限を超えると通信速度が大幅に落ちてしまいます。対してWi-Fiは通信容量に制限がないので、動画視聴やアプリをダウンロードする時はWi-Fiに接続することで使用ギガ数を抑えることができます。

(4) あらゆるWi-Fi家電と接続できる

Wi-Fi環境の普及に伴い、Wi-Fi機能を搭載した家電製品が続々と登場しています。例えば、Wi-Fi機能を搭載した電球はスマホから光量を調節することができ、Wi-Fi対応の体重計は乗るだけで体重、体脂肪率、BMI等をリアルタイムでスマホに記録してくれます。さらには、外出先からスマホで、玄関の鍵の施錠・開錠ができてしまう商品などもあります。

 

「Wi-Fi」のデメリット

 

(1) ルーターの設置場所に注意

Wi-Fiルーターの性能は、設置場所によっては十分に引き出せなくなる場合があります。ルーターが発する電波は、周りの障害物の材質や、障害物を通り抜ける回数によって弱まってしまいます。例えばコンクリートの壁や、水の入った水槽・花瓶等の近くに置くと、電波を弱める原因となるので注意が必要です。

(2) スマホの電池消費に注意

スマホなどのモバイル端末は、Wi-Fi接続を利用しているとバッテリー消費が増大してしまうことがあります。そのため、スマホを使用していないときはWi-Fi接続をオフにするなど、こまめな対応が必要になります。

(3) 不正アクセスに注意

購入したばかりのWi-Fiルーターは、初期設定のままだとIDやパスワードが単純なものになっていることが多いので、第三者に不正アクセスされてしまう可能性があります。そうなると、例えばパソコンやスマホのデータを盗まれたり、回線自体をサイバー犯罪に利用されてしまう可能性があるので、IDやパスワードといったセキュリティ関連の設定をおろそかにしないようにしましょう。また、同様の理由で公共のフリーWi-Fiにも注意が必要です。フリーWi-Fiは大変便利ですが、公開元が信頼できるかどうか、しっかり確認したうえで接続しましょう。

 

「Wi-Fi」を使う際に気を付けること

 

(1)ルーターを置く際は、できるだけ障害物の少ない場所に置きましょう。電波は同心円状に発信されるので、部屋の中心付近に置けば隅々まで電波がいきわたります。

(2)セキュリティ関連には気を付けましょう。IDとパスワードは初期設定から変えて、フリーWi-Fiを利用する時も発信元を確認するようにしましょう。